狂うかと思った、新生児期の話。
小さき命を守る決心と不安。
初めて我が子を見た時、「この小さき命を守っていかなければ…!」という強い意思が芽生えた。とても愛しい存在。それでいて、本当に脆く見えて怖いなという不安が襲ってくる。私はこの命を一生守り切れるかと。
子どもに関しての知識はあったし、実際に関わってきたから、育児に関して強い不安はなかったものの、新生児に関わるのは初めてだったので、未知の存在すぎていろいろ戸惑った。
初めて母子同室で24時間過ごした時は、母乳・ミルクをすごく飲む(生後数日にして一回につき100ml、時には120ml)、夜全く寝ない(目がぱっちり)、何しても泣き止まない(抱っこしても全力キック)で、「やっべ。思っていた以上にやばいかも。しんど」と。
そんな私の疲労を察知して、「ママ疲れてるでしょ?預かるよ」と言って、数時間預かって休ませてくれる助産師のありがたさ。このありがたさを知ってしまったので、退院してからの生活は本当に大丈夫なのかと不安になる。
里帰り出産で親の協力は得られるが、親も働いているため、家事はやってもらえるが、育児は基本的に一人。また夜泣きがすごくて、親が寝不足のまま出勤ということも避けたかったので、夜泣いてもすぐに止めることができるのかと心配。
そして何としても一番避けたいのが、警察に通報されること(児相が関わってくること)。もう本当に嫌よね。まあ実際児相職員として働いていた時には、泣き声だけでは虐待認定されず(そうなると児相は動けない)市区町村に電話するようにすすめてた。(児相が関わるのは、泣き声+大人の怒鳴り声、激しい物音等で、泣き声だけでは虐待調査はできない)これってただ泣き声が煩わしいだけだろうなあ的なのも非常に多かった。
ただし、私の実家は田舎。そして近隣の家は小さい子どもも多く、いろんな声が聞こえてきたため、昼夜関係ない我が子のギャン泣きで通報されることはありませんでした(安堵)
新生児との生活の実態
まじで寝不足。「赤ちゃんが寝ている時に一緒にママも一緒に休んでね!」とよく助産師に言われていたが、いつそんな暇あると?と思うくらい全然眠れない。だって我が子はショートスリーパー。15分、長くて20分で目覚める。
抱っこしている間は比較的長く寝てくれるが、さすがに約4kgをだき続けているのはしんどい。なぜなら我が子は立ち抱っこじゃないと許さなかったからだ。しかも立ち止まるのは禁止。「揺れながらの立ち抱っこ出なければ許さないぞ!(by我が子)」
抱っこしたまま私がソファーに座ると、ギャン泣き。厳しい。厳しすぎる。
一番泣きそうだった時は、夜中の覚醒。酷い時は寝付くまで1時間半かかった。(その間もちろん揺れ立ち抱っこ)やっと寝た〜!!!私も寝ようと思ってたら、「フンガフンガ」と言いながら目を閉じたまま、身体をくねらせ、顔を擦る。いや、気になって眠れないんだが。
そうこうしている間にあっという間に授乳時間。え、3時間経つの秒すぎない?90分の講義ですら長いなーと思っていたのに、子ども産まれてからの時間軸…バグってない?
そして胸の張りが痛すぎる。とても眠いのに胸が痛くて眠れないジレンマ。無視して寝ようとしても、寝返りすらうつのがしんどいほど、胸がパンッパンで痛い。そして溢れ出る母乳で、下着はもちろんパジャマもビッシャビシャ。母乳パッドがずれていて濡れまくってもう…本当に…勘弁してくれ…と懇願する勢いだった。洗濯物を出した時に、母に「乳くさ!」って言われたなあ(遠い目)
この追い詰められている生活の中で、一番心が落ち着いたのはなんとお風呂(沐浴)の時間。どんなにギャン泣きしていても、ベビーバスに入ると泣き止む。お風呂好きみたい。顔にシャワーかけても泣かない。え?すごくない?しかし中腰スタイルは帝王切開の傷が痛み、毎回冷や汗もんだった。
ど田舎なので親戚付き合いも面倒くさく、毎日寝不足でコンディション最悪な中、親戚がやってきて最悪だったな。混合だったから母乳のとき困った。同性だからいいんだよとかいう問題ではない。誰にも見られたくない。ミルクをやるとそれはそれで「ミルク?母乳でないの?」「ミルクは太るんだよ!」などと余計なことを言われてイライラ。まじでイライラが止まらない。父方の親戚みんな我が強く、無神経という最悪な性格をしているので腹が立ってしょうがなかったなあ。
次回はほとほと困った乳児湿疹についてまとめていきます。
久しぶりに自分のブログ開いたけど、もう新生児期とか懐かしくて癒されちゃったよ。あの時は大変で動画や写真あまり残せていなかったけど、もっと残しておけばよかったな。新生児期の我が子に再び会いたくてしょうがない。